小型船舶免許保持者は事故への対応も義務の一つ

小型船舶免許を取得した場合、航行する際にはたくさんの義務を履行しなければなりません。事故対応もその一つで、小型船舶免許を持つ人は操縦中の船で事故が起きたとき、自分自身に危険が迫っている場合以外は、人命救助を最優先にして行動する必要があります。人命救助の方法は、事故が起きたときの状況によって変わりますが、救助作業のポイントについては小型船舶免許の実技講習で教わることができます。主なポイントは、まず最短距離かつ最速の時間で救助に向かうこと、救助すべき人を発見したら見失わないようにすること、救助者に接近するときは風の様子や海面の状態、船体の流され方などを考慮することです。

救助者の近くまできたときは船の乗り上げやスクリュープロペラの動きに注意し、引き波の影響を極力与えないようにも気をつけて船を操作します。救助者を確保するときは、必ず舷側から行うこともポイントです。免許を取得するために受ける実技試験では、人命救助も実施項目にもなっているのでしっかり覚えましょう。なお、事故対応の義務は小型船舶操縦者の遵守事項の一つとなっていますが、違反した場合の行政処分は設けられていません。

ただし、救助をしなかったことで他の法令の処罰対象になってしまう可能性があります。また、事故の経緯によっては他の遵守事項の違反や海事関係の法令違反が見つかり、行政処分や刑事処分の対象となってしまうことも考えられます。小型船舶の使用時は安全航行を心がけ、事故で乗員の生命が脅かされる事態になったときは救助に全力を尽くしましょう。

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